産後腰痛・骨盤

 長い間、大きなお腹を抱えて生活してきたわけですから、全身の筋肉はかたまり、柔軟性を失い、骨盤は前方傾斜し、腰は反り上げ、いわゆる出っ尻状態となります。その分、首や肩は前方にせり出し、上背部は猫背になり、いきなり老けてしまったかのような姿勢になってしまいます。この姿勢は腰の骨と骨盤の連結部に大きな負担がかかり、ただ立っているだけで腰が痛くなる、仰向けで寝られないといった辛い状況になってきてしまいます。背骨全体への負担のかかるこの状況が続けば腰だけだった痛みが、首、肩、膝、足首などへのストレスとなり痛みの誘発へとつながってしまいます。この姿勢のままいくと、加齢とともに身体を支える筋肉は衰退し、歪み、偏りは更に進行していきます。関節の形態不全により軟骨が潰れてしまったり、脊椎すべり症や骨同士の接触により出来た骨棘などにより、脊髄や神経を圧迫したりと、場合によっては手術を余儀なくされてしまいます。それでも症状が良くなればいいですが・・・。出産時に開いた骨盤は特に問題がなければホルモン作用も働き、通常2~3ヶ月かけて自分の力でゆっくり締まっていきます。そうです。そもそも妊婦さんの骨盤は、産前産後、自分の力で開閉する作用が働くものなのです。とは言っても時と場所を選ばない授乳やら無理な姿勢の抱っこ等、つきっきりの育児に、家事をしながらの癖の強い体の使い方では骨盤がきれいに整うわけはありません。

●骨盤が開いている状態
(仙腸関節は閉じている)
●骨盤が閉じている状態
(仙腸関節は開いている)

個人差が大きいようですが、産後ある程度(1~2ヶ月)おいて落ち着いてきたら、歪んだまま固まらせぬように、身体全体の筋肉の緊張緩和各部可動調整とともに骨盤矯正の施術を受けたほうが良いでしょう。骨格が崩れ、歪んだまま筋肉がつくと厄介です。
産婦人科の先生から、産後すぐに骨盤ベルトやコルセット着用を促されたりしますね。
諸説ありますが、通常着用期間は長くても3ヶ月位までを目安にすると良いと思います。 トコちゃんベルトなど、産後骨盤ベルトは様々ありますが、バラつきのある骨盤回りの関連筋群の緊張バランスを整え、骨盤矯正した上でベルトを締めてあげれば、自分で戻ろうとする骨盤の手助けになって良いでしょう。 ですが、楽だからといつまでも骨盤ベルトに依存し続けていれば、周辺の筋肉がついてきません。ベルト無しでは身体を支えられないのでは困ってしまいますね。
また、産後や加齢に伴う代表的な問題として「骨盤底筋」の緩みによる尿失禁骨盤内臓器下垂があります。「骨盤底筋」とは膀胱、子宮、直腸を骨盤の下側から支えている筋肉群の事を言います。咳やくしゃみをした時、ちょっとした動きの際にある軽い尿失禁は女性にとって大きな問題の一つでしょう。 これは放っておいても治っていくわけではありません。産後や加齢変性以外にも、デスクワークで座りっぱなし猫背気味な姿勢尿の切れが悪い足がXO脚、運動不足など「骨盤底筋」に悪影響を及ぼす条件は多くあります。

ここで、日常できる簡単な「骨盤底筋」のトレーニング法をご紹介します。

仰向けに寝て、足は肩幅位に開き膝を立てます。
そのまま膣と肛門を「くっ」と締めたまま5秒間維持します。
これを1日に約50~100回繰り返します。

このトレーニングは寝たままでも、立ったままでも、座ったままでも かまいません。まずはご自分に楽 な姿勢でお試しください。毎日継続すれば必ず効果を体感で きるはずです。症状が酷い場合は 徐々に回数を増やしていってみて ください。いずれも、骨盤を偏らせる原因となる筋肉を緩め、骨盤(仙腸関節)に動きをつけ、矯正します。
その状態を長く保たせるために癖のある生活動作を見直し、それぞれに適した運動療法を生活に上手く取り入れることが、余計な疾患を未然に防ぐ最良の方法といえます。

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